fit=scale-down,w=1200,マイセン「果物文 透かし装飾絵皿6客組 B」《アンティックかとう》,虫(マイセン様式)20匹セット | Meissen's rose & white porcel,虫(マイセン様式)20匹セット | Meissen's rose & white porcel,MEISSEN - 【マイセン】カップ&ソーサーとデザート皿 2セット,一級品未使用マイセンが制作する「フラワーブーケ」「フラワーブーケとフルーツ」のカテゴリーの中では、恐らく最高額ラインとなるのではないでしょうか。「旧画法」や「古典的画法」、あるいは「alte Manier(古い方法)」と呼ばれています。「旧画法」での絵付けは「FFブルーメ」と並んで最高難度とされ、難技法の代表でもある「自然主義」よりも更に格が上と言われています。当然、この作品を手掛けることの出来る人は、マイスターの中でも選び抜かれた数人のみとか。最大の特徴は、銅板画を元にした細密画のような極細の線で描かれていることでしょう。銅板画はビュランという小刀に似た工具で彫っていきますが、とてもシャープな線でモチーフを表現します。陶磁器の絵付けにおいては、この線を筆で描いていくわけですので、この様式の表現が如何に技巧と熟練を要するかは、作品を手に取って御覧頂ければ容易に御理解頂けると思います。輪郭が描かれていることも他の絵付けとは違う点です。二つ目の特徴として、色合いが挙げられるでしょう。絵の具を絶妙に合わせ、普通のベーシックフラワーやフルーツとは異なる落ち着いた独特の色彩で丹念に絵付けされますので、これもまた独特の立体感や質感があり、一目で特別な物とわかります。色としては、紫、濃い青、えんじ、マスタードなどの暗めの色が多いです。カトラリー痕やスレ傷、金彩薄れ等は見られません。レリーフも入り、両端のヒネリといい、中々凝った作りになっておりますね。様々な用途に重宝しそうです。ご検討頂けましたら幸いです。(御参考)長さ:約 29.0 × 19.8 cm高さ:約 3.9 cm